音楽を好きになる上で重要なのは人か?作品か?つまりアーティストと楽曲のどちらが好きなのかと言うお話を頂いて自問自答したところ、もちろん両方好きであるに越した事は無いのですけれど、多分自分は自分がとても好きになれた楽曲から入って行くのだなと思ったのです。
それはいわゆる自分にとってのキラーチューンですね。とても好きな楽曲をたくさん創ってくれたアーティストであればそのアーティストを好きになるでしょうし、面と向かってサシでお茶でも飲みながら歓談した訳でも無いので、その人がどういう人間なのかは実際にはわからない訳です。
もっと言えば毎日顔を合わしていたとしても全てを理解出来ているかと言うと難しいでしょう。なのでアーティストであればファンとして見て聴いたものでしか判断出来ないですし、もっといえばそう言った部分も含めての作品なのかもしれないなあと思ったりもするのです。
言うなればアーティストと面と向かって会えるのなんてLIVEがほとんどで、後はイベントとかぐらいでしか接する事は無いですからね。
極論を言ってしまえば自分の人生に関わって来なければそれほど気になる事でも無いですし、身も蓋も無い言い方をすれば、自分の好き嫌いだけで判断する主観や固定観念でしか無いですし、きっとそれが全てなのだと思います。
自分が嫌いであればおのずと離れてしまうことになるでしょうし、波長が合うと言うか、それこそ馬が合った音楽や作品、言動などなど気に入っているからわざわざLIVEに足を運んだり、作品にお金を払って買うのだと思います。
年齢を重ねてからは買うこともありますけど、元々はグッズだってろくすっぽ買ったことも無かったですからね。とにかくその人の創った音楽が聴きたい!手元に置いていつでも聴きたい!と言うのが自分の原点なのだと思います。
やっぱり自分にとってのキラーチューンを連発されれば、当然好きにならざるを得ないですし、アーティストがやりたいこととファンの望むものが合致していること自体が奇跡だと思うのです。
最近思うのは好きになれたアーティストの、自分がツボでは無いジャンルで凄いと思わされるのは、その楽曲自体が本当に素晴らしいのだと思いますね。
とても素敵なLIVEや作品を聴くだけで、痛みや病気が治ってしまったりだとか、治らないまでもその瞬間は症状が引いてしまうと言う不思議な経験を何度もしているので、もしかしたら自分にとって精神安定剤だとか薬のような効用を、素晴らしい音楽はもたらしてくれているのかもしれません。
そう考えるとここ数年、心身が震え鳥肌が立つほどの名曲に巡り合える機会が少なくないので、とても幸せで恵まれているのかもしれませんね。
わたくしめの好きなアーティストの皆様。
いつも素敵な音楽と時間と思い出をありがとうございます。