SHIGEさんの、ENDLESSのワンマンライブに一度も足を運んだことが無かったのと、今までも行こう行こうと思っておきながらそこに別の予定が入ってしまっていると言う不運。それを繰り返している内になんだか後ろ髪引かれる想いがだんだん強くなってしまってですね。
SHIGEさんがそんなことを思っているはずも無いのですが、なんだか勝手にSHIGEさんを待たせているような罪悪感は日に日に強くなって行ったのを感じていました。
とは言え既に何度も配布音源などが入手できる機会にも関わらず、喉から手が出るほど欲しいけど泣く泣く諦めるなんてことを何度も繰り返していました。
それで無くてもイベントで拝見したSHIGEさんの実力と引き出しの多さに驚嘆していた部分もあったので、絶対に死ぬまで(大げさ)にSHIGEさんの、ENDLESSのLIVEに行かなければと何やら責任のようなものを心の片隅にいつも感じていたのです。
とは言えKαinも平日にあったりして仕事が終わってからお邪魔するなんて事もしょっちゅうで、なかなかENDLESSのLIVEに行けずにおりました。ごめんなさいSHIGEさん。
実は今回二重三重に昨年からほぼ決定していた別の予定が待ち構えてもいたのですが、その全てを捨ててENDLESSに行かなきゃ!と何か焦燥感のようなものに駆られて参戦することに致しました。
渋谷STAR LOUNGEは数カ所のLIVE HOUSEが集まるビルの1Fにありました。最初は待つ場所が無いので、近くの二階にある喫茶店で開場を待ちます。
ENDLESSの実力はSHIGEさんのソロセッションなどで感じていたのでまず期待は超えて来るだろうと言う確信はありました。
渋谷STAR LOUNGEの会場内はそれほど広くは無いけれど、不思議な物々しい雰囲気のアーティスティックな感じが結構良かったですね。
会場限定音源を購入して開演を待ちます。
ちなみに幸也さんも会場にスタッフとしていらしていた?ようですが、個人的に見つけられず挨拶出来ませんでした。ごめんなさい。
SHIGEさんご本人が当日の感想をブログで書かれているので、そちらのリンクはこの記事の最後に貼っておきますね。
と、言う訳で個人的感想をつらつらと書かせて頂きます。
まず、不思議に思ったのはENDLESSのファンってKαinと被って無いのかな?
近年でこそ割と温かな雰囲気も感じられるようになりましたが、Kαinのファンの寡黙さと言うか、KαinのLIVEの殺伐とした雰囲気は通い始めた頃、物凄く異様に感じたのを覚えています。
楽曲が始まっても本当に盛り上がらないとオーディエンスは直立不動。幸也さんが地蔵と呼ぶのも止む無しと思った覚えがありますね。勝手にノっていた自分もその雰囲気にのみ込まれてしまうような重さがありました。楽曲の性質から、それが決して悪いと言う訳では無いのですが。
何だかENDLESSのファンはとても肩の力を抜いて楽しめている感じがしたのです。どっちが良いとかは比べられないのですが、Kαinの時とは全く違う雰囲気に驚きを隠せませんでした。
開演すると次々と魅せつけられるSHIGEさんの透明感溢れる歌声。前に出て畳み掛けるギターソロ。だけじゃない!
Kαinで見ているSHIGEさん(別人?笑)は、TPOに応じて使い分け、ある種抑えているのだと言うことがわかりました。すごい。凄すぎる。
四季折々のコンセプトのコーナーがあれば情景が浮かぶほどに美しく。そして熱い。それ以外の楽曲でも青い炎を立ち上げるギタリストは、七色の声と演奏で縦横無尽に音楽を表現している。恐ろしささえ感じました。
TETSUさんもその才能と実力を駆使して、肉付けや色付け、アレンジで凄まじい威力を発揮する。SHIGEさんがパートナーに選んでいる理由もわかります。これは頼もしい。SHIGEさん自身が時に噛み合わないと感じる時もあるようですが(笑)、オーディエンスからすればサポートメンバーも含めて鉄壁の布陣。それはそれは素晴らしい物だと、鳥肌が立ちながら感じました。
それは自然と拳や手の上がるオーディエンスを見ればわかります。興奮と熱狂。そこにはある種の様式美と言うか、本当に完成された音楽の理想がそこにあったような気がします。
激しかろうがポップだろうがバラードだろうがジャンルを問わず。その楽曲に合った表現を的確に、全力で叩きつけていたように見えました。そして聞こえました。
スゲースゲーと繰り返し呟いていたのを覚えています。来て良かったと序盤でも思いましたし、最後までその気持ちのまま見ることが、聴くことが出来ました。
SHIGEさんとTETSUさんのトークの掛け合いも絶妙なもので(笑)。お互いの無い部分を補い合い、昇華し、ENDLESSと言うユニットを、いやバンドを構築しているのだと思いました。
アンコールではSHIGEさんの誕生を祝うクラッカーとケーキ。何この暖か過ぎる空気(笑)。SHIGEさん、ファンとTETSUさんに愛されてるなあと思いましたね。ちなみにクラッカーはTETSUさんが入場時にスタッフにまかせて配布したものです。素敵なサプライズ。
最後の最後まで、ENDLESSの音源は結構所持していますが、(配布欲しい…。通販で売ってもらえたら…。もしくはアルバムに入れてもらえたら買います。)耳にしていたその全ての楽曲をLIVEで超えていたと思います。
あまりの空気感の違いに、本当にENDLESSのSHIGEさんとKαinのSHIGEさんは別人なんじゃないかと、もっと言えば遠藤さん(実はすっぴん?もめちゃめちゃ男らしくてかっこいい)も別人なんじゃないかみたいなぐらいの使い分けを感じて驚嘆致しました。
SHIGEと言うアーティストは恐ろしいポテンシャルを持った人物なのだと驚愕しましたね。いやあ、物凄いものを見てしまった。聴いてしまった。
また是非機会を設けて参戦したいと思いました。
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2017年1月21日(土)
渋谷STAR LOUNGE
ENDLESS ONEMAN GIG
「始まりの日」 – The sky is the limit vol.7 –
-SE- Birth
1. TATTOO
2. 唇
3. 12発のBallad
~mc~
4. 止まない雨
5. 時雨心地
6. 浮遊楼
-Interlude- Big Waveのへのテーマ
7. Big Wave
8. SILENCE
-Interlude- TETSU Solo
9. Distance
~mc~
10. ハルメキ
11. Born In August
12. 夏の終わりに
13. Winter Song
~mc~
14. 始まりの日
15. Broken Chain
16. TABOO
17. Darlin’
18. Monochrome Sky
-SE- Closing
En-1. 夜光
En-2. Through The Wind
En-3. Painkiller
~mc~
En-4. Closing World
-SE- Falling Tears Instrumental
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セッションメンバー
■ SHIGE (Vocal&Guitar)
■ TETSU (Keyboard)
■ 山内健雄 (Guitar)
■ 中村泰造 (Bass)
■ HAYATO (Drums)
http://modernbeat.net/blog/20170124-1467.html