休憩を挟んで、先に楽器隊がスタンバイ。
幸也さんが来る前にピアノの音が先に旋律を奏でる。
そして幸也さんが現れて歌い始めたのは、壊れたこころ。優しく、力強く歌い上げる。のっけから大迫力。演奏と、コーラスはエモーショナルな歌声を包み込むように流れていく。ゆったりとしたテンポなのに、明るい輝く光を感じる。切ないのに眩しい。そんな音の中で楽曲は終わる。拍手喝采。
そして打って変わって悲しみ、虚しさを含んだ旋律がバイオリンを中心にイントロとして紡ぎ出される。kaleidoscope。アダルトな雰囲気が広がれば、悲痛な叫びの様な、強く思い描いて振り返るような、そんな歌声と演奏がこだまする。
アコギのリフとピアノが間を置きながら彩れば、バイオリンが心情の動きのように奏でる。感想はまるで至高の波間のように。めくるめく思い出が巡る中で揺れ動く心は漂うように。それでいてその事実をしっかりと受け止め、こと切れるその刹那を表すかのように、楽曲は終わる。
幸也さんのMC。
後半最初の二曲が歌えたと言うお話。名阪の為にBLITZから声を出さずに過ごして来てくれたそうです。
体調のお話。TETSUさん、吉岡先生が関わったお話。壊れたこころとkaleidoscopeにまつわるお話。などを交えて。
これから歌う楽曲について。私たちオーディエンスのためにサービスだと。坪本伸作くんを交えて。
君のためのうた。
優しさに溢れる歌い出しからドラマティックに。サビは力強く伝えようとするような。大サビのような部分は張り裂けんばかりに。この会場の屋根を突きぬけて。空へと届きそうなぐらいに。感情と回想が奏でられる。
噛み締めるような歌い終わりに美しいスキャット。コーラスと刻まれるアコギのリフ、流れるバイオリンの旋律。ピアノは優しさを感じて。ギターで楽曲は終わる。拍手喝采。幸也さんコールした。
幻想の様なアコギのリフに、ピアノの優しく明るい旋律が乗って。歌声が輝いて紡ぎ出される。バイオリンも暖かい風のように。心にある、確実に存在する何か。喜びの様な、確かめの様な。この不思議な、繊細な感情が滲み出るその複雑でシンプルな心象風景のような音楽、歌詞が幸也さんの真骨頂なのだろう。
オーディエンスもクラップで応え、合奏が形成される。何故こんなにも切なくて、輝いて、その言葉自体が我々の心に突き刺さるのだろう。
不調が嘘のような、幸也さんの歌声。祝福するかのような演奏。素晴らしい。素晴らしい。激しく。力強く。確かな生命力を持って。最後のスキャット、アウトロが終わる。大団円。幸也さんコール。拍手喝采。
MC。幸也さんの体調と対価のお話。夜の部と大阪のお話。配布と交換するカードのお話。
物販とTETSUさんのお話(笑)。吉岡先生のお話。危機に対する価値観のお話。
踏みしめるようなイントロ。歌い始めれば、幕を降ろすことを美しく歌い上げる。武士道は死ぬことと見つけたりでは無いけれど。有終の美を、幸也さんは表現し続けているのかもしれない。
アコギリフがリズムを刻み、ピアノが彩って、バイオリンが突き抜けて。シンセが世界を広げていく。歌声は強く、優しく、切なく、繊細に。一つの歌の中にいくつもの表情が浮かんでは消えていく。
勝手なたかがオーディエンスの物言いではあるけれど。これぞ藤田幸也だ!これを聴きに来たんだ、と確かめるように耳に目に深く刻みこみながら、楽曲が終わるまで感動しながら聴き続けた。
拍手大喝采。素晴らしい。素晴らしい。まだ昼の部だけど来て良かったな。そう思いながらSEのendroll.を聴きながら、物販の話をしつつ去って行くみなさんを拍手で見送った。拍手喝采。
余韻に浸りながら、一度会場を後にしました。
自分なりのセットリスト
楽器隊の生演奏
1.壊れたこころ
2.kaleidoscope
MC
3.君のためのうた
4.TRUTH
MC
5.endroll.
SE.endroll.
後半、昼の部終了
HOME | JAMMIN 伏見 レンタルホール、ライブハウス 伏見JAMMIN
http://jammin.l.c-o-a-l.jp/admin.usr/index.obj/藤田幸也オフィシャルサイト - Yukiya.Tokyo
http://yukiya.tokyo/