引用:
『about tess=drums×2+bass×2+guitar×2=∞---ツインドラム+ツインベース+ツインギターという特異な6人編成バンド。』
今でこそtakutoさんに知識をご教授頂いた事もあるのですが、この時はこのぐらいの前情報しか無くてですね。動画を見たり聞いたりもしたのかもしれませんけど、なんとなく生でどういう印象になるのかは半信半疑と言うか行ってみないとわからないだろう、と言う心中でトリを飾るだけの何があるのかなと割とフラットな気持ちで最後の出番を待ちました。
始まりは普通に始まって、おお、上手いなあぐらいの感想だったんですよ。ロックだなあ、みたいな。
何分ぐらい経ってからですかね。
言葉にすると凄く陳腐になるのかもしれません。音そのものだけでのらざるを得ないような、物凄い演奏の応酬がいつまでも続いて行くんです。しかもどんどんグルーヴは増して行ってる。その感覚。
勝手に身体が動き出すんですよ。インストゥルメンタルですよ?ボーカル無しの音楽でここまで魂が、身体が揺さぶられたのは初めての経験でした。
しかもね。自分だけじゃないんですよ。会場中が音楽に引っ張られて揺さぶられている。これは初めての光景でした。なんて恐ろしい音を奏でるんだ。
「悪魔の音楽」。
昔スウィングだとかロックだとか、心が魅了される音楽に対して放たれた賞賛の俗称です。多分ここまで何も考えずにノリに持って行かれたのはきっと生まれて初めての経験。ヤバイものを聴いてしまった。全身が歓喜に打ち震えて、とてもじゃないけど直立不動でなんていられない。動かずにはいられない。それほどのミラクルミュージックでした。
時間にして40分以上…一時間近くかな。やってたと思います。。ずっとですよ!ずっと魂と身体が引っ張られて持って行かれっぱなし。ものすごいものを聴いてしまった。
ある種の音の究極。他のLIVEでは聴いたことが無いのでわかりませんが、少なくともこの時は。その場にいる誰もが認める物凄さを大絶賛。大拍手喝采。大絶叫の嵐ですよ。
アンコールもあったんですけど、今思えばあれがtakutoさんだったのかな?おひとりが出て来て『すいません。嬉しいんですけどもうみんなへとへとで出来ません。ありがとうございました。』みたいなことを言ってました。まさに全身全霊。ものすごいものを見せて聴かせて頂きました。いやあ一生モノのステージを見てしまった。ありがとうございました。音源即買いして帰りました。
今回のイベント、全部見終わってから、ボーカルって一体何なんだろう…としばらくの間深く深く考えさせられてしまった自分の中でとても特殊なイベントでした。
about tess official website
http://www.abouttess.net/top.html