すげーよすげーよとすっかり上機嫌で呟きながらもやっぱりSHIGEさんが活動休止しちゃうのは寂しいな…。でも本業の事もあるだろうし何も言えないなと複雑な感慨にふけりながらKαinの出番を待ちました。
SEが緊張感のある演奏と太いビートで流れ、何かこう…。少し寂しさも感じるのは気のせいでしょうか。そんな雰囲気の中映像が流れます。
そしてメンバーの入場。拍手で出迎えるオーディエンス。SHIGEさんのこともあって少し。オーディエンスは何か思う所があるみたいでした。
幸也さんがテンション上げて入場。久方ぶりのちょっと怖い幸也さんな印象。でもそれはSHIGEさんとの大事な時間を良いものにしたいと言う想いの表れであることは、ファンは知っていると思います。
幕開けからcloser。これは意外。色々考えました。幕を閉じる為の様なこの楽曲を、幸也さんはどんな想いでここに持って来たんだろう?想像するしか出来ないのですが、さよならをしたくない気持ちなのか。煽る幸也さん。クラップで応えるオーディエンス。戸惑いもあったかもしれない。幸也さんが鬼気迫る勢いで声を聴かせてくれと煽る。
今日は振り返る楽曲では無い。それでも。そのグルーヴと一体感はKαinと言うバンドの唯一無二の魅力を聴かせてくれる。幸也さんの絶叫。感情を爆発させる姿は、クるものがある。
一体ここから何が始まるのか。期待と戸惑いと残響の中、SHIGEさんのいるKαinを、この目に耳に心に余すところなく焼き付ける。
間髪入れずにdrow。SHIGEさんとのLIVEを良いものしたい。それはオーディエンスも同じはずだ!拳と声がこだまする。全力。今日の幸也さんの気合も、会場内のボルテージもMAXだ。すべてが震えている。それは、予感として。実感として今日のLIVEが良いものになることを確信した瞬間だった。あとはアーティストとオーディエンスと、意地のぶつかり合い。どこまで行けるか。そこだけの問題だと思った。
SHIGEさんとのコーラスも特別に聞こえる。並々ならぬ覚悟が窺える。拍手喝采で終わる。
そのまま立て続けにLatency Sorrow。幸也さんとSHIGEさんのボーカルの掛け合いが泣ける。改めて、なんて良いバンドなんだろう!そう痛感した。
幸也さんの喉は決して治ってはいないはずだけど。幸也さんは全力を出す。いや、限界を超えるつもりで歌っているのだと実感する。魂で歌う。SHIGEさんの声が切ない。美しい。絡み合う。素晴らしい。最高だ。間奏だってオーディエンスがクラップ。余韻を残すように終わる。今までで一番のLatency Sorrowじゃなかろうか。
幕間あり、沈黙。
そして幸也さんの短いMC。
最近LIVEでやっていない曲。忘れていないのなら態度で示してくださいと幸也さん。
そしてsearch for...。
幸也さんの叩き付けるような魂の歌唱に、拳と声で応えるオーディエンス。SHIGEさんのコーラスも絡み付く。
しょっぱなからここまでずっと。SANA様のギターもATSUSHIさんのドラミングもkazuさんのベースも、確かめあうように。刻み付けるように放たれ続けている。大迫力のアウトロ。
そしてなんとさらに月の葬列。駆け抜けるようなセットリストに、今を、瞬間をしっかりと駆け抜けるように。ツボを押されまくりで全力疾走の心地良さを感じる。
SHIGEさんのボーカルが響き渡る。幸也さんの全力。心なしか。SHIGEさんの歌唱が噛み締めるように歌っているように聞こえる。実際にそうなのかもしれない。良いバンドだと、いつも思う。
SHIGEさんと幸也さんと。ATSUSHIさんとSANA様と。今でこそ四人が軸で、サポートのみんながいて。Kαinはみんなかっこいいよ。みんなで作り上げて来たバンドだ。SHIGEさんのボーカルに幸也さんがハモる。最高だ。最高だよ。今までで一番だと思う。
アウトロのギターリフすら後ノリが噛み締めるような音に聴こえる。
拍手喝采の後、Miles。SANA様のシャウトにオーディエンスも叫ぶ。大合唱。泣けてくる。幸也さんは一切手を抜かない。きっと無理をしている。オーディエンスが歌う。涙が流れる。輝きが、いつまでも続くものでは無いのかもしれない。だけど、今が最高の時間で、瞬間で。ここにある音楽は世界最高のものなのだと。それは他人がどう思おうと、自分にとってはそう感じていた。
凄い。素晴らしい。幸也さんの絶叫。疾走感の中にどこか寂しさも感じながら。間奏、ギターソロ。駆け抜ける。オーディエンスのクラップ。大合唱。幸也さんがマイクを持たない時も。この心にはしっかりと聴こえている。もうダメだ。なんて素敵なんだ。全身が震えていた。
拍手喝采。
そして現在配布中の葬。現在ライカで音源買うともらえる配布中の楽曲です。
イントロでは激情と疾走感と。歌唱部分では切なさと悲しみと優しさが流れる。いつもよりも今までで一番のエモーショナルさで。幸也さんも限界を超えて。もうその姿は魂だけで歌っているような。刹那的に演じる事は寿命を削るのかもしれないけど。それでも。
きっと今はただ。SHIGEさんとのKαinを最高最強のものにしようと死力を尽くしているのだ。それに応えるようにSHIGEさんの超絶ギターソロを軸に全員の演奏がひとつの生き物となって走り抜ける。
そしてオーケストレーションのイントロ。証 -akashi-。
ああ、もうダメだ。ボロボロ泣いていた。Kαinのファンとして、俺なんてきっと会場内にいる人たちの中ではにわかだけど。地蔵と言われていた頃からここまで来て、俺は今までで最高のもの見てるのだと実感すると、感動と涙が止まらなかった。幸也さんも魂を切り捨てて投げつけ叩き付けている歌唱で。
Kαinは最高だ。最高だよ。
オーディエンスの合唱。指を天高く掲げて、全員の想いを飛び立たせるような。哀願や懇願の様な幸也さんの絶叫の煽り。応える拳と声。美しい。これがKαinだ!大合唱。大合唱。その全てが美しく、素晴らしい。演奏が。歌唱が。気合が。魂が。ぶつかり合って弾ける。爆発する。大団円の中、幸也さん魂の絶叫に煽られ応えるオーディエンス。
そのまま羽根。もう限界なんて超えてるよ幸也さん。でも全てを振り絞るその歌唱で。クラップと間奏の後は、幸也さんとSHIGEさんとのお互いのぶつけ合い。ギターと歌唱。これももう、数えるほどしか見れないのか。いつもは微笑ましく眺めていたけど、今日はもう焼き付けるその全てに集中する。
そして加速、加速、加速。間奏でも幸也さんは煽りまくる。SHIGEさんのコーラスも今までで一番強く感じて。全力に拳と叫び声で応える。大団円の拍手喝采。メンバーコールの大絶叫。
そしてMC。
そして幸也さんのこれから演る曲の想いと、最初に聴いてもらって良かったと思いますと言って始まったのは、
FLAW。
歌唱に幸也さんの優しさが。想いが込められて。SHIGEさんと声が絡み合う。クラップと間奏。温かな音に包まれる。ギターソロも魅せ付けてくれる。
SHIGEさんの声。この透明感のある声。優しくて強くて。最高の。幸也さんも惚れ込んだ歌声。そこに幸也さんの声が重なる。まさに、波打ち際のように心に沁み入る。サビでの手を振るオーディエンスがまた温かい。
アウトロでのギターソロはもっともっと確かめ刻み付けるように。そして大団円。拍手喝采。メンバーコール。
SE east of edenが流れる中、感謝の言葉を絶叫しながら、メンバーの退場を見送りました。
振り返ってみると、自分にとってのツボな楽曲ばかり。それは幸也さんとSHIGEさんの絆と、原点をKαinで確かめたかったのかなあと思ってみたり。
ビートロックでひとくくりには出来ないけれど、D≒SIRE、JILSと必ず自分のツボに刺さる楽曲を作り続けてくれて、幸也さんの今のバンドとしてKαinのLIVEに足を運ぶようになって。
通い続けてKαinの楽曲は様々なジャンルを織り込んだ、まさに万華鏡のように鮮やかに、そして時に陰が差す中で、地に足をつけて踏みしめるような今までに無いバンドなのだけれど。
歳を追うごとに聴ける音楽の幅もさらに広がった中で、これだけ心奪われるその魅力と真髄が一部分重なっているからこそ。そして死力を尽くして良い物を創り出そうとしている姿勢…それは時に一定の安定を得るものでは無いのかもしれないけれど。
振り幅が大きく、そのクリティカルなLIVEをここぞと言う時に叩き出せる。その強さがKαinの魅力なのだなと改めて確信させて頂きました。
SHIGEさんが集大成と言っていただけあって、この日のKαinは本当に今までで最高の、現時点で出せる限界を超えた所にあったんじゃないかなと思いました。
素晴らしかったです。心から感謝致します。感動しました。ありがとうございます。
SET LIST公開!
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2017年10月14日(土)恵比寿 CreAto(昼夜2公演)
「ENDLESS×Kαin 2マン」+「藤田幸也と遠藤重賢 全国ツアーファイナル」特別公演
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【昼公演】
2017年10月14日(土)「藤田幸也と遠藤重賢 全国ツアーファイナル」開場/開演 12:00/12:30
【夜公演】
2017年10月14日(土)「藤田幸也と遠藤重賢にとってのKαinとENDLESS」17:30/18:00
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藤田幸也【SET LIST】
SE 壊れたこころ_Piano Ver.
01 壊れたこころ
02 永別(KILL ME KISS ME)
03 TEAR
04 TRUTH -真実の詩-
05 endroll.
SE endroll.
編成:藤田幸也(vo)+坪本伸作(gt.&cho.)+一也-kazuya-(vn.)+吉岡寿之(pf.)
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Kαin【SET LIST】
SE 曲名未定
01 Closer
02 drow
03 Latency Sorrow
04 search for…
05 月の葬列
06 Miles
07 葬
08 証-akashi-
09 羽根
MC
10 FLAW
SE east of eden
編成:YUKIYA(vo.>.)+SHIGE(gt.&vo.)+SANA(gt.)+ATSUSHI(dr.)+kazu(Ba.)
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Kαin - Tokyo Monochrome Factory Records
http://tmfr.net/web/藤田幸也オフィシャルサイト - Yukiya.Tokyo
http://yukiya.tokyo/