残念ながら天に召された今も愛され続ける押ちゃんことボーカルの大佑さんが、Fatimaのドラムを経てDIR EN GREYの京の助言でボーカリストに転向、蜉蝣を結成。「MUCC(ムック)」、「MERRY(メリー)」、「蜉蝣(かげろう)」と「ヴィジュアル系御三家」と呼ばれた時代もあったようで。
LIVEでのあまりの白熱にファンが将棋倒しになってしまったとかいう逸話を聴くリストカッターなんて楽曲も伝説になってたりします。
個人的な話で言うと、蜉蝣ってバンド名がLaputaのアルバムと一緒だったので、Laputaのフォロワーかな?と勝手に勘違いして買いました(笑)。
最初、biological slicer、発狂逆立ちオナニスト、自家製フルコース、色メガネとスキャンダルとシングルを立て続けに購入していたのですがイマイチピンと来なくてですね。
エログロが苦手だったこともあってか、良いなあと思う楽曲はあるにはあったのですが、どハマリするような感じでは無かったと思います。
そのままなんとなく気になって音源だけで追い続けてはいたのですが、初めてガッツリ心を掴まれたのは絶望にサヨナラと言うシングル。渋谷のタワレコで試聴して即購入しました。多分当時自分の境遇とバッチリリンクしていたこともあったと思います。カラオケでも定番で歌うような楽曲になりました。
後輩の一人にカラオケで蜉蝣を中心に歌う奴がいて、彼のおかげでたくさんの蜉蝣の楽曲を、本人では無いですけどじっくり聴くことが出来ましてですね。
それから大のお気に入りになったのはXII dizzy。これもカラオケで何かと歌うようになりました。
後に手に入れた美容整形医師の趣味と言うデモテープを聴いてわかったのは、物凄い成長を遂げてボーカルの大佑さんはカリスマになったんだな、と痛感しましたね。
腐った海で溺れかけている僕を救ってくれた君と言う楽曲を聴いた時は、ああ、何かとても苦しんでいて、光が見えたのかなとも思ったりしましたが…。
今となっては生前蜉蝣のLIVEに参戦しなかったのは間違いでしたね。残念です。kazuさんのプレイを良く拝見・拝聴するようになってからは特にそう思います。
今となっては周りにいたみなさんのお話と、遺された音源でしか窺い知ることは出来ませんが、未だボーカルの大佑さんのそのカリスマはみなさんの心に残っているようです。すごいアーティストだったのだと思います。
そして蜉蝣と言うバンドは本当に物凄かったんだろうなと思います。
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