出演:藤田幸也(Vo)/吉岡寿之(Pf)/坪本伸作(Ag&Cho)/一也(Vn)/AGEHA(Cho)
SE 壊れたこころ_Piano Ver.からのスタート。
実はこのLIVEの前日、「藤田幸也エレクトリック!緊急ワンマン」が開催されてまして。さすがに金曜日に大阪だと仕事を休むしかなかったので泣く泣く行くのを諦めた経緯があります。
地元で燃え上がったのか、全力を出して無い自分に違うと思ったのか、何だか物凄い死力を尽くしたようなLIVEをしたらしくてですね。
幸也さんの体調は大丈夫なのかな…。と心配していた気持ちがありました。
一応セットリストが公開されているので掲載しておきます。
2017年6月02日(金)
「藤田幸也エレクトリック!緊急ワンマン」
AMERICAMURA OSAKA JAPAN STANDING SPECIAL
会場:大阪・アメリカ村FANJ twice
出演:藤田幸也エレクトリック!
YUKIYA(Vo.)/aie(Gt.)/AGEHA(Ba.&Cho)/ATSUSHI(Dr.)
時間:開場/開演 18:30/19:00
【SET LIST】
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SE SAD SONGS #03
01 BIRTHDAY
02 xxxBLUE
-やり直し-
01 BIRTHDAY
02 xxxBLUE
03 tonight,tonight
MC
04 あいのうた
05 CALL FOR YOU
06 哀傷
MC
07 あふれそうな涙
08 LOVER'S NAME
09 Miles
10 NUMBER SIXXX.
MC
11 太陽に灼かれた翼
12 TRUTH
MC
13 SWEET HURTS
SE 浄刻
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EN
01 PassAGE
MC
02 Innocent Cry
SE endroll.
やり直してる(笑)。
セットリストに並ぶ楽曲だけでも、プレミアム且つ盛り上がったであろうことは想像に難くありません。そして幸也さんの超地元。それはそれは盛り上がった事でしょう。
てなわけでその翌日であるこのLIVEなわけで。SEの中拍手でみなさんの登場を迎えつつも一体どんな状態なんだろうと固唾を飲んで耳を澄まして見守りました。
一曲目はギターのコード弾きからピアノの旋律が入って来る。Lullaby。
幸也さんが歌い始める。
…枯れている。
相当死力を尽くしたんだろうな…さぞかし楽しかったでしょう。参加出来なかったのは残念だけど、良いLIVEだったみたいで良かった。
あんまり無理して欲しくないな。メロディはなぞれているし、ちゃんと丁寧に歌ってくれているけれど、喉に負担が半端無いだろう。そう思って申し訳なくも感じて聴いていました。
選択肢としては中止と言う手段でも良かったと思うんです。でも幸也さんは参加を選んだので、しっかりと真正面から受け止めて聴こうと耳を向けました。
辛そう。拍手喝采。無事終わってくれるのを願う。
そして君がいない。
かなりキツそう。
ファンとしてはもちろん歌を聴きに来たわけですけど、一人の人間として幸也さんに出来るだけ長く、満足の行く活動をして頂きたいと、アーティストとして活動してらっしゃる方に不調の喉を傷めないでいて欲しいのだけれど…と思いながら複雑な気持ちで聴いていました。とにかく無事で終わって欲しいし、少しでも無理をして欲しくないな、と思いながらも葛藤しながら耳を傾けました。
その気合いに。プロ根性に。拍手しました。
そして夜曲。個人的に大好きな歌ですけれども。今の幸也さんの喉には激し過ぎる。喉の枯れも増して来ているような。止めて欲しい。そうとも思いましたが、幸也さんは出来るだけ丁寧に、きちんと。しっかりと歌う幸也さんを見届けなければ、とも思いました。サビも気迫の叫び。こちらまで辛くなってくる。でも見届けなきゃ。そう思いながら見守りました。ピアノもバイオリンも旋律が悲壮感を感じる程に。ああ。申し訳ない。止めた方が良いのだろうか。そんなことも思いました。でもみなさん演奏も堂々とダイナミックに。決めた事をやり遂げると言う覚悟を感じるステージでした。その気迫に拍手喝采。
しばし沈黙が会場内をピンと張りつめさせます。心配の気持ちがみんなもあるはず。でも声を上げない。我々に出来るのは、最後まで見届ける事なのかもしれない。
そしてCROSSROAD COMPLEX。
なんだか色々な事を思い返してしまうな~…。
かなりの数のステージを共にして来たファンとして。限界を超えた幸也さんを誰が責められましょう。何かを確かめるように聴き入りました。
頑張れ幸也さん。でも無理しないで。
そう思いながら。それでも邪魔はしてはいけないと思っていました。
拍手喝采。
ギターリフから始まったのはTRUTH -真実の詩-。バイオリン、ピアノと音が重なって行きます。クライマックスに使われる事が多い楽曲。
絞り出すように。時折最高潮の声を出す幸也さん。今は歌詞がいつもよりも突き刺さる。
流れるような暖かな間奏。
魂そのものを枯れた声とともに解き放つような叫び。どこから出してるんだ。心か。限界を超えているはずなのに、およそ出るはずの無いような声を張り上げ、文字通り死力を尽くして。この人はなんて凄い人なんだろう。
オーディエンスも戸惑いながらもスキャットで応え幸也さんと掛け合う。
拍手大喝采。幸也さんコール。SE endroll.の中退場。
声は不調だったかもしれないけど。納得したよ幸也さん。
でもやっぱり心配は心配だし、無理して欲しくない。
別に金は無駄になっても良いから、この後やるかもしれないセッションとか、夜の部も中止した方が良いんじゃないかな…と非常に心配していました。
ある種のいつか来る終わりを予感させるような。そんな現実を目の当たりにして、そして耳にして。ただただ幸也さんの活動が出来るだけ長く、満足の行くものであるよう祈りました。
が。
俺はどうやらまだ幸也さんを見くびっていたようで。
後でものすごいものを見聞きすることになります。
もしかしたら二度とないかもしれないものを聴けたのかもしれません。
と言うわけでまだ続きます。
【2017.06.03 昼の部 SET LIST】
SE 壊れたこころ_Piano Ver.
01 Lullaby
02 君がいない
03 夜曲
04 CROSSROAD COMPLEX
05 TRUTH -真実の詩-
SE endroll.
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