幸也さん。
振り返るにはやっぱりD≒SIREまで遡らないといけないですかね。
初めてCDやデモテープを買って一発でアンテナに引っかかりツボな楽曲目白押しだった上にCDジャケットが風景や抽象的な画像なのがまたミステリアスだったりして色々心をくすぐられる作品ばかりでした。
未完成の楽曲?をフルアルバムでフルで収録したり、シークレットトラックがあったりとそれだけでたくさん楽しませてくれました。
D≒SIREが色々あって当時はまだLIVEにも足を運んでいない状態で、音源が出るたびにどうなってるのかな?と捉えきれないながらも楽曲に心惹かれ続けていたのが事実です。
後にJILSが始動してワクワクしながらもメンバーチェンジがあったりして、一度だけLIVEにお邪魔した時も音源目当てで参加しながらも初めて生で見るJILSに一人狂喜乱舞して見聞きしていた記憶があります。
LIVE自体は良かったと思うのですが、スタッフに不備があったり、トークが独特だったりしてインディーズでクオリティを維持するのはなかなか大変なのかな、と思った記憶がありますね。
JILS時代になるとネットも普及して来ていて、ただ目に入って来る幸也さんの噂はあまり良いものではありませんでした。真偽はともかくとして個人的には良い音楽を創ってくれるならそれでいいや、と言うスタンスだったのと、ファンとアーティストには一線画してあるべきと思っていたので、色恋沙汰がどうだとか、自分が被害を被って無ければどうでもいいやと思っていた所もあります。
なのでそういう情報で特に嫌いになる事も無く、コンスタントに音源を購入しては楽しませて頂いたのでした。自分自身が色々あって壊れてどん底だった時に。幸也さんの楽曲に支えられた部分もあったので、本当にそんな悪い人なのかなあと疑問に思ったりはしていました。こればかりは面と向かって話したわけでも問い詰めたわけでも無いですし、当時は知りようも無かったですけどね。
Kαin結成直後はLIVEにも通っておらず、相変わらず入ってくる情報は気難しそうだったり怖そうだったりと言うものばかりでした。でも個人的には福袋買ったら手に入らないような音源ばかりで親切なアーティストだなあと思ったりしてましたけどね。
そしてLIVEに通うと言う事のハードルが低くなってから、KαinのLIVEに足を運ぶようになって。微動だにしない先輩ファンの皆様方を不思議に思うぐらいの頃から、調子が良かったり悪かったり、その中でも圧倒されて声も出せないような感動がある時もあったりして。徐々にKαinにハマっていきました。
この頃になると幸也さんに直接お礼を申し上げたり出来る機会を何度も与えて頂いたりして。それはみなさん諸先輩方ファンのみなさんも体験している事と存じ上げます。そうしていく内になんだかどんどんハマっていっている自分に気が付きましたね。
そんな中間接(直接?)的に何度か幸也さんの考えとは交わらないこともあったりして怒られた事も何度かあるので、凹んでみたり一喜一憂したりとまあ色々ありました。それでもここまでファンで居続けられたのは、幸也さんの懐の深さや魅力に惹かれ続けていたからなのかなあと思ったりもしています。
別のとある場面でも個人的にご挨拶させて頂いたりもして…。一度SHIGEさんともご挨拶させて頂く機会もあったのですが、そもそもあんまり声を掛けてはいけないのでは?と思いつつも何となく無視するのもおかしいしなあと思いながらちょっとだけご挨拶させて頂いたことがありました。そう言った事で噂は噂だし自分の中では幸也さんは憧れのアーティストなのだと言う想いが強まりましたね。
そもそも自分が音楽をやりたかった人間なので、夢を現実にして活動し続けてくれている幸也さんは本当に憧れで。自分で勝手に色々投影して憧れ続けている尊敬する先生であり先輩でもあると言う意識も強いのです。
なのでごくまれに疑問に思う事があったとしても、機会があってきちんとお話を聞いている限りでは自分なりに納得出来ているし、代表だからこその苦労だったり苦悩だったり、そうだよなあと思えることの方が多かったので、自分としては幸也さんを嫌だとか嫌いには全くなりませんでした。
だんだんとお話を聞いている上で、あまり言葉で説明するのは美徳では無いとしていたら悪い噂を立てられてしまった職人気質な性格の人なのかなあと思うようになりましたね。ある種のいじりと言うか独特な厳しい言い回しとかが何となく耐性無ければ悪人っぽく感じられているのかなと解釈してみたり。
親父や恩師に物凄く表面的には口が悪いけど愛情溢れる気質の人を知っているので、個人的には面白おかしく、時には笑いあり涙ありで聴かせて頂いていますけどね。
でも最近の幸也さんは特にシンプルに、ストレートに感情を吐露するようになった気がします。もちろん面と向かって話したって人間同士が100%わかり合うことなんて出来ないのは知っていますが、自分が見聞きする限りでは、音楽に一生懸命まっすぐに真摯に向き合っていると思います。そして幸也さんと言うアーティストと音楽に惚れ込んで好きになりましたし、自分にとってはそれが全てで、それで良いんじゃないかと思っております。
幸也さんの物言いでは賛否両論あるみたいですけどね。何の因果か作品に心惹かれ、足を運ぶようになり、ここまで見届けて来て、これからどうなるのかわかりませんが、間違いなく一番好きなアーティストの一人であり、一生忘れる事の無い人、音楽になっています。
そしてKαinは上下があったとしても、必ず爆発的に素晴らしいステージを、LIVEを魅せてくれるバンドだと言う事を知っていますし、自分にとっては世界一のバンドの一つでもあります。財力や時間の都合で全てを見届けられた訳では無いですけれど、とりあえずはここまでファンで居続けられた事を光栄に思いますし、間違いなく幸せに感じていますね。
支離滅裂な長文になってしまいましたが、これが自分が振り返った幸也さんです。
素敵な歌と音楽をありがとうございます。
藤田幸也オフィシャルサイト - Yukiya.Tokyo
http://yukiya.tokyo/Tokyo Monochrome Factory Records
http://tmfr.net/web/